女性のトップレス禁止は男女差別か

 数か月前に、数人の女性が屋内プールでトップレスで泳いでいて退館になった。 男性は「トップレス」でも良いのに、なぜ女性がダメなのかということで、男女平等オンブヅマンに訴えた。これは「スウェーデンらしい」記事として外国の新 聞にも出たようである。昨日、オンブヅマンの意見が出た。これは差別には当たらないというものである。身体をどれだけ見せて良いかという規範が男女で異 なっている以上、女性を特別に扱うのは法律上差別ではないということである。なお最終的な判断は各施設の運営者にまかされている。(2007年12月1日 記)

 この事件の続きがあった。ある市のプールが女性が上半身裸で泳ぐことを認めたというのである。またマルメ市では水着は着用のこと、しかし上半身は規定しないということを決めた。(2009年6月28日追記)

スウェーデンの年金制度は破綻?

 先日ある政治家のホームページに(民主党がモデルとする)スウェーデンの年金制度は破綻しつつあると載っていた。良く読んでみると、この政治家が内容を知らないだけであることがわかった。スウェーデンの年金制度についての詳しい説明は専門書に譲るが、その特徴は一言で言えば長期的な安定である。長期的な安定とは少子化や経済の停滞などで制度が危機的な状況を迎えれば、自動的に安定装置が働くということである。いわゆる均衡数字が1以下になった場合、この機能が働く。この背景となったのは、この均衡数字の計算方法が変更されたからである。これに対して上記の政治家が噛みついたのである。簡単に言うと、この均衡数字は保険料資産と積立金残高からなる分子を年金債務残高で割った数字であり、これらの数字は2年前の数字を用いることとされていた。

 全世界を襲った金融危機の結果、積立金残高が減少し、この自動財政安定装置が機能するようになったが、急激な変化を避けるため上記の積立金残高を3年間の平均としたのである。これによって、2010年の年金額は3,8%の減額ではなく、2,3%の減額に留まる。どの国も金の生る木はないのである。
 
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