イクメンプロジェクト

 先月、厚生労働省は「イクメンプロジェクト」を立ち上げた。これは、働く男性が育児をより積極的にすることや、育児休業を取得することができるよう社会の気運を高めることを目的としていて、「イクメンの星」を選ぶらしい。最初にこの記事を読んだ時は、冗談かと思った。男性がもっと育児に参加することをPR することは無意味ではない。しかし男性の育児参加の最大の障害になっているのは職場、雇用主、収入減収ではなかろうか。特に中小企業などでは育児休暇を取れるのであろうか。何か思いつきの政策が多いような気がする。毎年あるいは3年後にちゃんとプロジェクトの評価をするか、仕分けの対象にすべきである。

 最近、育児休暇を取るイクメン首長が話題になり、大阪府の橋下知事は「休もうと思っても休めないのが日本の現状だ。世間が育休を取れる環境をしっかり作るのが政治、行政の役割。首長は最後に取っていくのが筋だ」などと指摘した。橋下知事の意見は特別であることが多いが、今回の件に関しては正論ではなかろうか。首長が育児休暇を取るのは全く自由であるが、休んでも減給にならず、上司がいない首長の育児休暇は政策としてどの様な効果があるのであろうか。もっと具体的な政策を考えるべきでなかろうか。(2010年7月25日記、11月11日追記)

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