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「春一番」がカラオケから抹殺

「キャンディーズ「春一番」がカラオケから抹殺されていた」という記事が話題になっている。

『春一番』および『夏が来た!』の管理がJASRACから穂口雄右氏に移ったことは知っていたが、記事によると「ソニーグループが「春一番」の音楽配信を止めるなどの措置を講じた。つまり、カラオケなどでキャンディーズの一部の楽曲が、歌えなくなってしまっている」らしいが、法的根拠がわからない。

記事によると、さらに訴訟に関してリンクされた「微笑がえし」のYouTube動画が日本レコード協会の要請によって削除されてしまったようである。削除動画には、「この動画は削除されました。これは、以下の申立人から著作権侵害に関する第三者通報が複数寄せられたことにより、この動画の YouTube アカウントが停止されたためです:Record Industry Association of Japan 申し訳ありません」と書かれていたようだが、現在、日本レコード協会の名前は削除されている。

穂口雄右氏によれば、「ユーチューブ動画の削除要請は、主にレコード会社とテレビ局、またはその関連会社が行っています。しかしながら、これらの団体は著作権者ではありません。ちなみに、著作権者であるJASRACは、ユーチューブとすでに包括使用契約を締結しているので、JASRACが削除要請をすることはありません。それでは、何を根拠に削除要請を行っているかというと『著作隣接権』を根拠に行っています」

MyNewsJapanによると、穂口雄右氏は以下のように述べている。

「「微笑がえし」も「春一番」も、35年前の作品としては異例のアクセスを集めていました。視聴回数は100万回を超え、多くの皆様がキャンディーズの動画をYouTubeで楽しんでいた。そしてYouTube動画にはキャンディーズを賞賛する膨大な数のコメントがよせられていて、コメントの中には2011年4月21日に亡くなった田中好子さんを偲ぶ言葉や田中好子さんへの感謝の言葉も綴られていました。ところが、レコード協会は「著作隣接権」を振りかざして、「微笑がえし」のYouTube動画をファンの皆様のコメントもろとも削除するという血も涙もない行動を、たかだか自分達の金銭的利益のために行った」

上記のファイル削除がどのような著作隣接権侵害に基づくものなのか不明である。テレビ番組の一部をアップしたというのであれば、「微笑がえし」の動画はたくさんあるので、これのみが削除されたというのは「みせしめ」ということも考えられる。さらに、ファイル削除だけでなくファイルに対するコメントも削除する必要があったか疑問に思う。

Youtubeの動画がなければ、たとえばキャンディーズの曲を聴くこともなかったし、これらは35年以上も前の動画である。もっと簡単に、テレビ番組(あるいはその一部)を楽しめないのであろうか。テレビ局などは番組提供の努力をしないで、著作隣接権をかざしているような気がする。

穂口雄右氏曰く、
「この条文の中でも『これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ』が重要で、著作権を盾にして国民の楽しみを奪う行為は、著作権法の立法の精神に反する行為と言っても過言ではないでしょう。著作権者や著作隣接権者は、国民が著作物を楽しむための多様な手段に対して、著作物の利用を公正に許諾し提供する義務があります。著作隣接権の既得権を過剰に行使して、文化や技術の発展を妨害する行為は慎まなければなりません。著作権は文化や技術の発展に寄与することを目的とした権利であることは間違いありません」

こんな記事がワイヤード・ジャパンに載っていました。(2012年11月26日追記)
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