市の高齢者ケア成績表

先日、市の高齢者ケア比較報告書が公表された。これは2007年から行われているもので、15の分野で35の指標を使ってすべての市の高齢者ケアが比較され、指標ごとに市のランク付けが行われている。社会 庁が行っている利用者満足度調査、高齢者ケア比較調査、他の登録データベースを使って、指標が集められた。対応と参加、安心感、食事と環境、転倒と褥瘡、アクセス、特別な状況に置ける援助、医薬品、高齢者の満足度、職員の継続性と資格、費用など。市にとっては全国的に見た場合の市の位置づけがわかるので参考になると同時に、特に利用者の満足度などは世論的にも話題になる報告である。利用者の満足度が一番低いということで、市の責任者が辞職した場合もある。

例えば、「ヘルパーの訪問時間を決めることが出来るか?」という質問に対して常にあるいはほとんど決められるという高齢者は60%前後であるが、30%しかない市も存在する。
特別な住居の申請から入居までの日数は平均で53日であるが、5日から192日まで市によって違いがある。前年度に比べて54の市では待機日が短くなったが、71の市では長くなった。
ホームヘルプの満足度は平均88(1-100)であるが、最低の市は73、最高は100である。同様にして特別な住居の平均は80であるが、最低は53、最高は98である。
ストックホルム市は290の市のうちホームヘルプにおける満足度は236番目、特別な住居は207番目である。
これらの数字はすべて各市ごとに公表されているので、市の高齢者行政の「成績」として話題になる。

報告書(スウェーデン語)
オープン比較(英語)
参考)奥村芳孝「スウェーデンの高齢者ケア戦略」pp269-274
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