Stockholm Solution

毎日新聞に「財政再建 北欧の大変身に学ぶ」という社説が載っている。これはもともとこの1月17日に財務省財務総合政策研究所が開いた国際会議からの紹介である。
スウェーデンの例はこの10年間、国際的にも話題になっていた。2008年にはNationalJournalが「What we can learn from Sweden」、Bloomberg Businessweekが「The Stockholm Solution」という記事を書いている。また連邦準備銀行は「On the resolution of financial crises: The swedish experience」という報告書を出している。当時、アメリカの金融危機が問題化され、スウェーデンの財務大臣がIMFで講演したりしている。

Bloomberg Businessweek誌2008年3月12日号「The Stockholm Solution」において、「At about the same time, Japan fell into its own financial crisis. But in sharp contrast to the Japanese, a rapid response by Swedish policymakers helped contain the damage and set the country up for more than a decade of strong growth. 」と日本との違いが指摘されている。

技術的なことはさておき、いちばん大きな違いはこれが国家的危機であるという認識が国民にも政治家にもあったことで、与党と野党が協力して対応策を発表し、これを党戦略にしなかったことである。社会保障面での出費削減も含まれていたが、現金給付の削減がいわゆる現物給付の削減より優先された(その後、状況の改善によって給付水準は元に戻された)。なおこれらの変化の影響は社会保障面でも大きく、2001年には十数冊の報告書が作成されている。
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