ベビーシッター会社とデイママ

日本ではベビーシッター会社が話題になっているようである。スウェーデンでもベビーシッター会社は存在し、この10年間では増加している。これはベビーシッター、清掃などの家事援助に対して税控除がされ、その費用が安くなったためである。この分野では、以前からクロの就労が多かった。就労者は税金を支払わないで、雇用主は社会保険料を支払わない。これを白の仕事に代えるために考えられたのが、控除システムである。導入のころは利用者が税控除を申請するという形を取っていたが、最近は最初から税控除した額を支払うように変わった(正確にいえば会社に支払うのは税控除した額であるが、利用者は確定申告時においてその調整を行う)。

保育分野で働く場合は、警察発行の登録証明書を提出しなければならない。この登録証明書は本人について警察のデータベースに何が登録されているかの抜き書きであり、本人が申請して発行してもらう。雇用主はこの情報も参考にして雇用を決定する(性犯罪を犯していれば、事実上雇用は不可能である)。この証明書を要求するベビーシッター会社が多いようであるが、法律による証明書提出義務の適用範囲にベビーシッター会社も含まれるかどうかは法律文からは確認できなかった。
なおベビーシッター業務には子供をみているだけでなく、保育園への送り迎えも含まれる。またベビーシッターは利用者の家あるいはその近く(例えば公園あるいは保育園への送り迎え)で行われるもので、デイママと同じではない。

以下はある会社の紹介(英語)である。
http://www.nanny.nu/english/

なお日本で話題になった例はスウェーデンではベビーシッターとは呼ばれない。家庭保育園である。いわゆるデイママは家庭保育園と呼ばれていたが、2009年の法律によって教育ケアと呼ばれる。これは市の保育計画に含まれ、市営あるいは民営を問わず、場所、職員のチェックはすべて市が行う。

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