地方自治体における政治的状況

他のブログで述べたように、国政面においては混乱状況が続いている。地方自治体ではどうだろうか。今回、保守政党は議席数を減らした。この結果、政権を失った市も多い。2010年の選挙によって、290のうち142の市において保守ブロックが政権を取っていた。左翼ブロックは110で、残りの38の市において革新ブロックと保守ブロックの「連立政権」であった。

今回、290のうち110の市で政権が変わり、保守ブロックが政権を取っている市は142から91に減少し、左翼ブロックが政権を取っている市は110から99に減少した。そして革新ブロックと保守ブロックの「連立政権」は38から100まで急増した。また少数与党内閣は41から92に増えている。

なお保守ブロックが政権を握っている県は9から5に減り、反対に左翼ブロックが政権を握った県は9から12に増えている。革新ブロックと保守ブロックの「連立政権」である県は2から3に増えた。

このように、地方自治体において連立政権が多いのは、地方自治体では国政面ほどのイデオロジー的対立は少ないからである。

備考)スウェーデンの市では住民から直接選挙で選ばれる市長はいない。議会が数名のコミッショナーを選び、財政担当コミッショナーが対外的には市長と自己紹介する。県も同じである。他の議員が兼務であるのに対して、コミッショナーはフルタイムの政治家である(スウェーデンの議員は兼務であると日本で紹介されることがあるが、不正確である)。


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