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スウェーデンの認知症者


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年齢が高くなればなるほど認知症の出現率も高くなる事は知られているが、研究者によってその推測結果は異なる。65-69 歳では認知症である割合は 1,5% であるが、95 歳以上の高齢者では 48%近くになる。2007 年に出版された報告書では約 14 万 2 千人が認知症であると推測されている。なお軽度認知機能障害 MCI(Mild cognitive impairment)は 認知症者という定義に含まれていない。なお認知症出現率の国際比較は、分析方法、年齢構成などの違いのため注意を要する。
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社会庁の調査によると、2005 年現在、約 14 万 2500 人が認知症であると推測され、このうち 一般住居に 54,7%、特別な住居には 45,3%が住んでいると見られている。
2005年にはおよそ10万 人が特別な住居に住んでいた。しかし特別な住居は細分化されていないので、全国的には認知症者用住居の入居者という統計は存在しない。しかし社会庁によると、2005 年認知症者用住居に住んでいる人は 23000 人であると推測された。また他の調査からナーシングホームに相当する特別な住居に住んでいる入居者のうちおよそ 75%が認知症であり、その他の特別な住居(サービスハウス)においては 40% が認知症であると推測されている。これから特別な住居に住んでいる認知症者はあわせて 64500 人で、これは特別な住居入居者の 64%に相当する。

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2005 年、在宅でホームヘルプを受けていたのは 13 万 5 千人であり、在宅には 78000 人の認知症者が住んでいると推測されているので、すべての認知症者がホームヘルプを受けていると仮定するとホームヘルプ受給者のおよそ58%が認知症高齢者である。なお78000人のうち、一人で住んでいるのは 35000 人(45%)で、残りは大部分が夫婦である。認知症のレベルで見てみると、 在宅に住んでいる認知症の 64%が軽度で、中度が 27%、重度 9%である。独居高齢者のうち71%が軽度であるが、独居でない場合、この割合は58%になる。これは夫婦の場合、同居する人が認知症者を介護している割合が大きいためと思われる(在宅に住んでいる人の認知症が重度の場合、独居の割合は7%である)。
なお在宅に住んでいる重度の認知症者が少ないのは、重度の人の多くが在宅ではなく特別な住居に住んでいるためと思われる(特別な住居入居者のおよそ64%が認知症だとみられているが、認知症レベルごとに計測されていないので、たとえば認知症ごとに入居の場所の割合を計算することは出来ない)。

認知症ケアの費用に関しては、県が5%、市が85%、インフォーマルケアが9%、生産損失1%と推測されている。なお県と市の割合は医療と福祉の割合ではないので注意。

資料)奥村芳孝、スウェーデンの認知症ケア、2009年(認知症介護情報ネットワークに記載)
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