スウェーデンの難民

スウェーデンの難民政策が話題になっているので、少し統計を整理してみた。
まず2015年中の難民申請者は16万2877人であり、表から分かるように一番多いのはシリア人の5万1338人である。以下順に、アフガニスタン、イラク、無国籍と続く。もう一つの話題は成人の付き添いがない未成年の難民申請者である。これは合わせて3万5369人で、全体の22%を占める。2015年度中に一番多いのがアフガニスタン人の2万3480人である。そして、シリア人、ソマリア人と続く。

スクリーンショット 2016-02-02-5

興味があるにはどの国から来た申請者が、難民として認められる可能性が高いかということである。これによると、認定率が一番高いのはシリア人で、以下エリトリア、無国籍と続き、三番目に大きいグループであるイラク人の認定率はわずか20%である。なお8番目に大きいアルバニア人はほとんど滞在が認定されない。全体では認定率は55%になる。国際メディアを賑わした6-8万人の強制送還という話題は、単純に申請者総数に認定率をかけた仮定の数字である。なおこの認定率は2015年度中に調査、決定が下されたおよそ6万件から計算された数字である。
大きな問題と思われているのは成人の付き添いがない未成年の難民申請者である。シリア、無国籍、エリトリア人などではほぼすべてが滞在を認められているが、アフガニスタンはおよそ半分、モロッコはわずか5%である(滞在が認められなければ少額の給付も出ない。この結果、不法滞在となったり窃盗などの犯罪を犯す人が話題になっている。なお千人近くが行方不明であると報道されていた)。
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