難民数の変化

図1

外国における政治状況の変化によって、スウェーデンでの難民申請者の人数は大きく変化した。特に90年代に入ってからは、90年代初頭における旧ユーゴスラビアでの政治的混乱によってスウェーデンに来る難民は急増した。1992年には8万4千人の難民申請が行われ、1994年には4万5千人の難民認定が行われた。難民申請者は、この数年間で4万4千人(2012)から16万3千人(2015年)に急増した。
一方、難民認定者は3万6千人(2014年)、3万3千人(2015年)と大きな変化はない。難民認定に要する期間はおよそ8ヶ月だといわれているので、2016年度から2017年度にかけて申請の結果が出るものだと思われる。
スウェーデンは毎年3-4万人の申請者を受け入れているので、ある程度の受け入れ体制は整っている。しかし最近の申請者の急増は社会が対応出来る範囲を超えていると言われるようになった。2014年からの1年間の人口増加はおよそ10万人であり、人口増加以上の申請者に対して生活の保障をしなければならなくなった。そしてこの16万人の申請者の内、18歳以下の未成年者はおよそ7万人(成人の付き添いがいない未成年者3万5千人を含む)であり、これらの未成年者に対しても教育を与えなければならない。7歳から17歳までの児童は5万1千人であり、その7割が成人の付き添いがいない未成年者である。
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