強制入院および強制保護

ニュージーランド人男性の死亡が各マスメディアで話題になっているようです。スウェーデンの状況を少し調べてみました。
1.すべての医療および福祉は自由意志に基づくこと。
2.医療および福祉分野で措置入院あるいは措置保護が必用な場合は、特別法の適用を受ける。
3.精神医療では、司法精神法(LRV)および措置入院法(LPT=lagen om psykiatrisk tvångsvård)があり、どちらかの法律の適用を受ける。措置を決定するのは前者では主に裁判所、後者は精神科の担当医である。
4.これらの法律によらない強制入院は違法である。
5.措置入院はLPT法以外に社会庁令(SOSFS2008:18)によって規定され、社会庁からは法運用のためのハンドブックが発行されている。
6. 措置入院は医療機関への訪問から24時間以内に診断の決定がされなければならない。4日より古い診断による措置入院は認められない。
7.自傷あるいは他人を傷つける緊急の危険性がある場合は、拘束することが出来る。拘束中、職員が常にそばにいなければならない。拘束は患者に対する罰であってはならない。職員不足は拘束を行う理由にはならない。
8.明らかに4時間以上の拘束が必用な場合は、その決定を行う医師自身が診断しなければならない。そしてこの決定は理由とともに医療福祉監査庁に報告しなければならない。短い時間拘束を外しても、4時間の制限は有効である(遅くとも4時間以内に拘束の必要性を再度判断しなければならない)。拘束は72時間ごとに必要性のチェックを行い、毎回医療福祉監査庁に報告される。
9.これらの決定、継続的な実施状況はカルテに記入されなければならない。
10. チーフドクターの責任において、ケア計画を作成しなければならない。
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