難民認定
日本のマスコミではスウェーデンの難民が話題になっているので、少し調べてみた。まず難民申請者数は年間に移民庁に難民申請をした人数である。そして決定件数は年間に難民申請の合否が判断された人数である。最後に難民認定率は難民として滞在が認められた人数を決定件数で割った数字で、その年の難民申請者数ではないことに注意する必要がある。なお2014年、申請から認定に至るまでの期間は142日であったが、2017年には496日まで延びている。
(移民庁統計より作成)
この表を見てみると、2015年にはおよそ16万人の難民申請があった。しかし2016年からは入国が厳格化され、申請数は3万人以下になった。これは2000年から2011年までの平均数に近い。2016年にはおよそ11万人分の申請が判断され、難民として認められたのはおよそ60%である(ダブリン条約関係を含む)。2017年になると難民申請者数はさらに減少したが、およそ6万6千人分の申請書の判断が行われた。認定率は41%に下がっている。難民者数を使うには、このような時系的変化を考慮する必要がある。
なお難民申請が認められなかった人はどうなるか、この記事を参照。
(移民庁統計より作成)
この表を見てみると、2015年にはおよそ16万人の難民申請があった。しかし2016年からは入国が厳格化され、申請数は3万人以下になった。これは2000年から2011年までの平均数に近い。2016年にはおよそ11万人分の申請が判断され、難民として認められたのはおよそ60%である(ダブリン条約関係を含む)。2017年になると難民申請者数はさらに減少したが、およそ6万6千人分の申請書の判断が行われた。認定率は41%に下がっている。難民者数を使うには、このような時系的変化を考慮する必要がある。
なお難民申請が認められなかった人はどうなるか、この記事を参照。