孤独死?

 産経新聞に、つくば市での孤独死(?)の記事が載っていた。
「社会問題化している高齢者らの孤独死。つくば市谷田部の有料老人ホーム「サンシャイン・ヴィラつくば倶楽夢(くらぶ)」で、死亡後約1週間発見されなかった入居女性(87)の「孤独死」が分かった。安住の地であるはずの施設での出来事に、関係者は複雑な表情を見せた。
ホームを運営する医療法人「みなみつくば会」(今川民子理事長)によると、亡くなった女性は県内出身で、ホームの建設計画時に「自分の部屋を作ってほしい」と同会に依頼。一度は断ったが、設計図を持参するなど熱心さに負け、“特例”でホームに併設し、専用の玄関がある平屋の居室(2LDK)を作った。女性は健康で日常生活に不自由はなく、「介護が必要になるまではできるだけ自由に過ごしたい」と職員側からの接触を断っていたという。
 県長寿福祉課は「要介護者以外でも、老人ホームで何らかのサービス(接触)を受けており、(ホームでの孤独死は)初めてのケース。接触を断る本人の要望があっても定期的な声かけはすべきで、今後指導したい」と話した。」

 何か特別なケースであるようであるが、県の「今後指導したい」という意見はどういう意味だろうか。そもそもの問題点はケアの必要でない人が有料老人ホームに住んでいることである。これらの人たちにとっては、ここはいわゆる高齢者住居である。この高齢者は職員からの接触を断っていたという話であり、これに対して県は何を指導しようというのであろうか。
 根本的な問題は、住居とケアの役割分担の議論が不十分なことである。どうも日本の有料老人ホームは中途半端に思えてならない。
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